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専門用語集
ダンボールや包装、容器、印刷等に関連する専門用語集
- アート紙
- 表面に加工を施した美麗な紙。薄い原紙にカオリン,サチンホワイトなどの白色顔料を,カゼイン,ゼラチン,加工デンプン,合成ゴムなどの接着剤で薄く塗りつけ,乾燥させたあとカレンダで光沢をつけたもの。
- 合口 [ あいくち ]
- 嵌合(かんごう・はめあい) 身箱と蓋箱との内寸の差。貼箱では通常3.0ミリ~8ミリ位に設定し、蓋の開け閉めの硬さ調節をする。基本的にはボール紙の厚さ、貼紙の厚み、箱の高さによって調節する。
- 間紙 [ あいし ]
- (1)汚損を防ぐために物と物との間にはさむ紙。
(2)印刷で,インクの汚れを防ぐため,印刷済みの紙の間にはさむ紙。
- アウトライン化
- アウトライン化とは、Adobe Systems社のグラフィックスソフト「Illustrator」の機能のひとつで、文字データを線画に変換する機能のことである。文字の輪郭を線画に変換する役目を持っている。
- 厚紙
- 厚紙(あつがみ)とは、一般に用いられる紙よりも厚手もの。その多くは紙透きの段階でより多くの紙を重ねて作る積層構造である。以下に挙げる幾つかの紙種類の大雑把な総称。
- 圧縮ファイル
- ファイルをメールに添付して送ったり、外付けHDDに移動させるときなどに、ファイルの容量はできるだけ小さいほうが扱いやすいものです。そこでファイルを「圧縮する」という技術がよく使われます。
ファイルの圧縮とは、圧縮プログラムを使ってファイルのサイズをコンパクトにすることを指します。この圧縮されたファイルを特に「圧縮ファイル」と呼びます。自己解凍型の圧縮ファイルは、ダブルクリックで開くことができますが、それ以外は「解凍ソフト」が必要になってきます。
- (い)
- 板紙
- 厚い紙のこと。特に基準はないが、一般的には100枚を一連とする用紙を「板紙」と呼ぶ。
- 色校正 [ いろこうせい ]
- カラーの印刷物の仕上がりを事前に確認する作業。又は、確認するための校正刷り。
- 色上質 [ いろじょうしつ ]
- 文字通り「色付きの上質紙」。 エンボス加工はなく、平滑性が高い紙で豪華さこそ少ないが豊富な色から選択でき、比較的リーズナブルな紙と言える。
- 色分解 [ いろぶんかい ]
- 多色版の製版をするとき,原画を三原色または黒を加えた四色の各色版に分解すること。三原色の補色にあたるフィルターをつけて写真撮影を行い,各版のネガを作製する。
- 色見本
- 布地,用紙,塗料など,種々の色を集め,整理して作った色の見本。 「 -帳」
- 印刷
- 一般に印刷物というと、新聞、雑誌など紙への印刷が思い浮かぶが、版にインクを付け、「印刷対象に押し当てることにより文字や絵を移す」という広義の印刷は、今や布や樹脂など平面状のものから、金属、ガラス、陶器など立体物、さらにはお菓子に絵を付けたり半導体チップの配線といった、生活のあらゆる場面に印刷技術は応用されている。
印刷の工程は、まず文字原稿を用意、写真や文字をレイアウトして指定を行い、原稿を決定(入稿)する。その後校正を行って印刷用の版を作成(刷版)、試し刷りの後最終校正(校了)し、本刷り用の版を作成、その版により印刷という流れとなる。
近年ではDTP(デスクトップパブリッシング)と呼ばれる、パソコンを用いて入稿することが一般的となり、刷版もフイルムからではなくコンピュータから直接出力されることも多くなっている。版下作成までをプリプレス、刷りをプレス、製本など印刷後の工程をポストプレスと称することもあるが、現在プリプレスはほとんどデジタル化されており、少量印刷のものには、原稿から版を使わずに直接紙に印刷するというオンデマンド・プリンティングも行われている。
一般的に印刷は、その方法から、版の凸部にインクを付け押し当てる凸版印刷、版の凹部にインクを埋め、転移させる凹版印刷、平らな版に化学的にインクを乗せ印刷する平版印刷、印刷面を孔の空いたスクリーンで覆い、インクローラーで孔の形に印刷する孔版印刷の4種に分けられる。それぞれの印刷方法に特徴があり、印刷対象や用途によって使い分けられているが、中でも平版印刷の一種であるオフセット印刷が最も広く使われている。
- 印刷紙器 [ いんさつしき ]
- 印刷仕様のトムソン加工の事。
- (う)
- 薄紙 [ うすがみ ]
- 厚さの薄い紙。
- 裏白チップ・ボール [ うらじろ ]
- 片白ボールとも呼ばれる。
紙器用に使われる板紙は殆どの場合、片面が白、もう片面がグレーのボール紙。 貼箱は箱の外側には貼紙を貼り付けるので仕上がった時に見えないのでグレーでも構わないが、箱の内面には綺麗な白色になるように白面が内側になるように罫線を入れて作成する。
その貼箱作製に最も適しているのは、水分が加わっても反りの少ない美しい仕上がりを目的として専用に加工された「ダイレクト・ボール」である。
- ウレタン
- (1) カルバミン酸のエステル(H2NCOOR)およびその誘導体の総称。狭義には,カルバミン酸エチル H2NCOOC2H5 をさす。白色粉末で催眠薬として用いられる。
(2) ポリウレタンのこと。
- (え)
- エアー・キャップ
- いわゆる"プチプチクッション"。素材的に柔らかく、変形物でも難なく包み込むことができること、比較的安価なことなどから貴重品や割れ物などを郵送する際に商品保護を目的に使用されることが多い。
- エンボス
- 模様を彫刻したロールを加熱しながら押しつけて,紙・布・皮革などに凹凸模様をつけること。 「 -紙」 「 -加工」 「 --レザー」
- エンボス加工
- 表面に凹凸がある用紙。
凹状の型と凸状の型の間に紙を置き、圧を加えて、紙を凸状に浮き上がらせる加工。
- (お)
- 押罫 [ おしけい ]
- 紙器作製行程に於いて、切り罫、ミシン罫、リード罫などの板紙・ダンボール類を曲げるために必要な罫線の一種。
この押罫は簡易箱や商品を固定・安定させるための紙製の台紙を作成する際によく用いられる。 切り目を入れないので切罫の用にコーナー部分が鋭角にならず、紙の強度を損ないにくいのが特徴。
- 落ち
- 寸法的に無駄(材料として使用不能)になってしまう部分のこと。 トムソン抜きの場合でも、出来るだけこの"落ち"が少なくなるように組み込んだ形で木型を作る。 "落ち"が出ないように取り方を工夫しなければ価格に直接影響する部分である。
- オフセット印刷
- オフセット平版印刷の略称.平版印刷では版材にインクがつく(親油性)画線部とインクがつかない(親水性)非画線部を作成し,版面に水とインクを交互に与えて印刷する.オフセット印刷は版上のインクをゴムブランケットに転移し,それを紙に転写する方式.その元の印刷版をオフセットマスタという.
- オペレーター
- 製作機械を操作、セッティングする技術者。
- オンデマンド印刷
- オンデマンド(on demand=要求に応じて)印刷するという意味。
「必要なものを必要な時に必要な数だけ」印刷するシステム。
- 解像度
- 1インチあたりのドット数を「dpi」という単位で表したもので、印刷物の仕上がりに大きく影響する。 この数値が大きい程詳細な画像を表現できるが一般的に業務用(貼箱の貼紙なども含めて)で高品質な印刷なら300~350dpiあれば十分である。
- 拡張子
- MS-DOSやWindows、OS/2、UNIXなどで使用されるファイルの末尾に付いている「.(ピリオド)+英数字3文字」で表されている記号。 ファイルの種類を判別するために付けられており、この拡張子からおよそどんなソフトで作られたデータなのか判断出来る。
- 片アート紙 [ かたあーとし ]
- 新聞の折り込み広告などによく使われる両面に光沢のあるコート紙に対して、片面は上質紙のような光沢の無い紙のこと。 貼箱の印刷用紙によく利用される。
- 片白ボール [ かたしろ ]
- 紙器用に使われる板紙は殆どの場合、片面が白、もう片面がグレーのボール紙。 貼箱は箱の外側には貼紙を貼り付けるので仕上がった時に見えないのでグレーでも構わないが、箱の内面には綺麗な白色になるように白面が内側になるように罫線を入れて作成する。
その貼箱作製に最も適しているのは、水分が加わっても反りの少ない美しい仕上がりを目的として専用に加工された「ダイレクト・ボール」である。
- 紙目 [ かみめ ]
- 紙原料繊維の流れている方向。「流れ」とも言う。 短い方から長い方へこれが流れていると「タテ目」、その逆なら「ヨコ目」の紙、と呼ぶ。
- 紙マーク
- 1995年に容器包装の分別回収を促進するため「容器包装リサイクル法」が制定され、続いて2001年4月から紙製容器包装への「識別表示」が義務付けられた「紙製容器包装の表示マーク」。 通称「紙マーク」と呼ばれることが多い。
- 金型 [ かながた ]
- ホット・スタンプ加工を施す際に必要な厚亜鉛または真鍮製の型のこと。
- 空押し [ からおし ]
- ホットスタンプの作業工程と同じだが、こちらは箔を使用せずに圧力による凹凸を貼り紙に付ける。 太い文字などの場合に凹凸の陰影がはっきりと出て渋く、美しい。
- カラーダンボール
- 通常ダンボールと言えば薄茶色のものが一般的だが赤青黒などの色を付けたダンボール板のこと。什器用などによく用いられる。
- カラーチップ
- 特色の色指定に使用される小冊子型にまとめられた色紙片のこと。印刷物の部分的な色指定を明 確にするために添付したり、色番号で指定したりと言うような使い方をする。 著名なカラーチップとしてはDICやTOYO、PANTONEなどがある。
- カンプ
- デザインの内容や仕上がり具合を確認するための、いわゆる「たたき台」。FAXや手書きなども使用されるが、最近ではデジタルデザインをpdfにしてメールに添付するなど、より確実性を高めた方法も使われる。
- (き)
- 木型 [ きがた ]
- 当サイト内ではトムソン加工(抜き)に必要な抜き型の事。
- 菊判 [ きくばん ]
- 紙寸法の規格。 寸法636㎜x939㎜(タテ目の場合)。
- キャラメル式
- トムソン箱の「B式」で、蓋が胴体に差し込まれて閉じる方式のこと。
- 切罫 [ きりけい ]
- 半切り罫線の略。貼箱の材料であるボール紙に箱の形に折り曲げるために、紙厚の約半分ほどに入れる半切り線のこと。
- (く)
- クラフト紙
- 包装用によく使われる薄茶色い紙で繊維が長く、破れにくい。
- クラフトテープ
- クラフト粘着テープの略。 表面に光沢を持つクラフト紙(薄茶色)をベースに粘着性を持たせたテープ。 ダンボールケースの包装によく使われる。
- クラフトボール
- 上記「クラフト紙」と同様に薄茶色い色をしたボール紙。 機械箱などによく使用されたが昨今ではその需要は少なくなってきている。
- グルワー
- 接着剤を塗布する役目を担う機械のこと。 一般的には接着剤を塗布する機械の総称。
- クリアケース
- 中身が見える透明なパッケージのこと。主な素材はPET、PP、PVCなど。
- グロスニス
- 刷物の表面保護を目的とした表面加工の一種としてのニス引き、その「光沢タイプ」のこと。
- 咥え [ くわえ ]
- 印刷機やトムソンで用紙を紙送りする際に、機械が紙を挟んで紙送りするその部分のこと。 構造上、クワエ部分には印刷や抜き加工が出来ない。
- (け)
- 罫線 [ けいせん ]
- ボール紙などを箱の形に折り曲げるために、厚みの半分位まで入れられた切込み。半切りとも呼ぶ。
- (こ)
- 校正 [ こうせい ]
- 製品の仕上がり具合がイメージに近いかどうかを確認するための作業。印刷物等なら色校正で色やデザイン、質感、字句、内容、色彩、バランス等々を、箱や内装なら校正サンプルの作製を行い、その誤りや不具合等の調整・修正を行うこと。
- 校正刷り [ こうせいずり ]
- 印刷作業を行う前に色調や網、またはデザインのレイアウトなどに問題が無いかをチェックすること(物)。 本当の印刷機を使用した「本機校正」、費用を抑え、校正機で行う「簡易校正」がある。
- 校了 [ こうりょう ]
- 校了とは、"校正完了"の意味。
印刷物等を作成する過程に於いて、それ以上校正刷りや校正サンプルを作成しなくてよい状態になったこと。校正が完了した状態のこと。
- コートボール
- 白板紙の代表的な紙の名称。ボール紙に比べて高い圧力をかけ、表面にも綺麗に印刷出来るように特殊な塗料が塗布してある。商品を固定・安定させるための台紙やゲスのベース紙として、また多くのトムソン箱の材料として使用されている。
- 合紙 [ ごうし ]
- ボール紙などの厚紙と洋紙・和紙など薄紙とを貼り合わせる作業、若しくは貼り合わされたものを指す。
- 古紙 [ こし ]
- 一度使われたり紙製品の加工段階で回収された紙、または板紙のこと。最も知られているのはリサイクルのための新聞紙、雑誌、板紙(ダンボール等)。
- サックマシン
- 打ち抜き機で抜いたA式やB式のコートボールやダンボールの生地などに自動で糊付けし、圧着ローラーを掛ける行程を高速、且つ自動で行う機械。
- 刷版 [ さっぱん ]
- 刷版とは光と薬品を化学反応させて作製し、印刷機に直接取り付ける版のこと。 オフセット印刷作業時に必要。
- (し)
- 紙管 [ しかん ]
- ラップなどを巻き付ける硬質紙の筒の事を指す場合もあるが、筒状に形成された紙製パッケージのこと。
- 紙器 [ しき ]
- 主にボール紙やダンボールを材料として作製された容器のこと。ダンボール箱や貼箱、トムソン箱、紙管などの紙製容器のこと。
- 地獄底 [ じごくそこ ]
- 抜き型を用いて作製するトムソン箱の底部分形状の一種。 接着剤無しで簡単に組み上げることが出来る。
- 紙粉 [ しふん ]
- 洋紙や和紙、ボール紙などを断裁した時に出る紙繊維の屑のこと。オフセット印刷の場合、ピン・ホール(白抜け)等のトラブルの原因になる。
- シルク印刷
- シルク・スクリーン印刷の略。 インク層が厚く、独特の美しさがある。貼箱やトムソン箱などのパッケージにもワンポイント的なイメージで部分的に使用されることがある。
- (す)
- スリーブ
- 貼箱などに被せる、主にコートボールで作られたの筒状のもの。これにより蓋が安易に開いたりしなくなること、そして、より高級感を出すことが出来る。
- (そ)
- 反り [ そり ]
- 天や底が内側に反り返ってしまっている状態。 糊の濃度が濃すぎる・水分が多すぎる・箱サイズに対してボール紙が薄すぎる、などの原因で起こることが多い。
- 台紙 [ だいし ]
- 商品を綺麗に並べたり固定したりする目的で身箱に入れる紙製の枠、または敷きボールなどの総称。
- 断ち [ たち ]
- 洋紙やボール紙などの材料を断裁加工する作業のこと。
- たて目 [ たてめ ]
- 短い寸法の方から長い寸法の方へと紙目が流れていること。T目とも書く。
- タント
- 既製品洋紙の商品名。表面に僅かなエンボス(凹凸)があり、非常に色数が豊富、且つコストパフォーマンスが高いために貼箱でよく使用される紙。
- ダンボール
- 波形の中しん原紙の片面、または両面に表ライナ、裏ライナの表面紙をそれぞれ接着剤で貼り合せたもの。 最近ではマイクロ・フルートと呼ばれる厚さ数ミリの種類もあり、使用後の回収率が8~9割と高いこのダンボールは、エコロジーという観点からも見直されてきている素材である。
- ダンボールマーク
- リサイクル関連マークの一種。 表示の法的義務はなく、関係業界団体が自主的にマークを採用し、表示している。
- 断裁 [ だんさい ]
- 貼箱の材料であるボール紙や洋紙を断裁する行程のこと。
- 断裁機 [ だんさいき ]
- 貼箱の材料である洋紙や板紙などをその用途に応じて1~数百枚でカットする機械。
- (ち)
- チップボール
- 両面とも灰色をしている100%の古紙配合率のボール紙。 片面が白い「裏白チップ・ボール」もあり、見た目の良さから、貼箱の中芯には主にこちらを使用する。
- (つ)
- つなぎ
- トムソン抜き作業の行程で、抜き型で抜いた紙やボール紙の不要な部分がバラけて作業の邪魔にならない様、切刃の所々にキズを入れて切れにくい部分を作り、材料のバラケを防止すること。 「トメ」とも呼ぶ。
- (て)
- テープ止め機
- 貼箱の材料であるボール紙の四隅を四隅止めテープで止める機械。
- デジタル・マイクロ・メーター
- 0.001ミリまでの紙厚等を測定できる電子計器。貼箱業界ではボール紙や和紙・洋紙の厚みを計測するときに使用する。
- 手貼り [ てばり ]
- 箱の作製作業のうちで、糊しろを貼り付ける行程をを手作業で行うこと。
- (と)
- 特色 [ とくしょく ]
- 特色インキ 通常印刷に使用する基準四色(CMYK)以外の色のことで、インキを混ぜ合わせて特別に作る色。 DIC色見本などでの指定があった場合に、インキを掛け合わせて生成する特別色のこと。 金・銀・蛍光色なども特色である。
- 度数 [ どすう ]
- 通常、印刷料金は「度数」と言う単位で価格が決まる。例えば「インクを一色使った印刷だからいくら」と言うような色数だけで料金が決まるのではなく、同じ一色でも広い面積を塗りつぶした場合にはベタ塗り=2度、ニス仕上げにすればプラス1.5度と言う具合に度数の加算による価格設定がなされている。
- トムソン加工
- 紙やコートボール、ボール紙などを抜き型を使って抜き落とす加工方法のこと。 紙器には無くてはならない加工法で貼箱作製においても貼紙、ボール紙や商品固定(整列にも使用)させる為の台紙やゲスの作製など、多くの場面で使われる。 打ち抜き加工、トムソン、等とも称する場合がある。
- トムソン箱
- コートボールやダンボールを抜き型を使用して打ち抜き、組み立てる形式の紙器。組箱。印刷してあるトムソン箱のことを「印刷紙器」と呼ぶ。
- トムソン抜き型
- 20ミリ前後の厚みのベニヤ板に埋め込まれた刃により、コートボールや紙、ダンボールを打ち抜く機械に使用される型。抜き型。
- トレース
- trace 絵やデザインを複製するために模写すること。パッケージに表記するロゴなどをチラシや写真などから作製する際に必要な作業。
- トンボ
- 紙類の断裁や製本などの見当合わせに印刷する目印・線のこと。 これが無いと正確に紙類を断裁することは出来ない。
- 内寸・外寸 [ ないすん・がいすん ]
- 貼箱やダンボール箱を作製する場合や、箱の寸法を相手側に伝える際に使用する言葉。 「内側の寸法」、「外側の寸法」の略。
- 中ゲス [ なかげす ]
- 菓子や洋菓子などを安定・固定させるために箱に入れておく仕切りのこと。通常はコート・ボールで作成されることが多いがプラスチック・トレーの事をこう呼ぶ場合もある。
- (に)
- ニス引き
- ニス刷り 用紙の風合いや質感を損ねることなく表面に皮膜を張る事ができるため、汚れやキズなどを防ぎ、光沢を向上させたりすることが出来る。 グロス・ニス(光沢有り)、マット・ニス(光沢無し)を選択でき、印刷機の作業工程内で処理できる。 OPニス、水性ニス、UVニスなどの種類がある。
- (ぬ)
- 抜き型 [ ぬきがた ]
- トムソンの抜き型(木型)
- 塗り足し [ ぬりたし ]
- 印刷物に正味の仕上がり寸法分しか色(デザイン)が付けられていないと断裁加工した時、僅かなズレで白い部分(ベース用紙の色)が出てしまう。これを防ぐ為に通常断裁寸法より数ミリ多めに色(デザイン)を配置しておくこと。 「ドブ」等とも呼ぶ。
- (ね)
- 粘着テープ
- 主にダンボール箱などを封緘(ふうかん)する際に使用するテープで正確には「クラフト粘着テープ」という。
- (の)
- ノギス
- 長さや厚みを測るための道具。 紙器業界では主にボール紙の厚みを調べる時に使用する。
- バーコード
- 太さの異なる「バー」と「スペース」を縞模様状に組み合わせたパターンに数字や文字、記号等を置き換えられたもので、バーコードスキャナー(=バーコードリーダー)などの機器で読みとることができる。
- バーコード・リーダー
- バーコードの情報(文字や数字、記号など)をデジタルデータとして読み込むための装置。 =バーコード・スキャナ
- 箔押し [ はくおし ]
- 金属やビニールなどの箔を凸版の専用金型(厚亜鉛製・真鍮製など)により高圧、高熱で一瞬にして圧着する技術。
- 貼箱 [ はりばこ ]
- 「貼り箱」「貼函」「貼り函」とも称する。 一般的にボール紙に和紙・洋紙などを貼り付けて作製する紙器のこと。強度が高く、高級品などに向いている。
- 版下 [ はんした ]
- 製版を行うために作成される原稿のこと。
- (ひ)
- ビニール引き
- PPフィルムより弱く、ニス引きよりも表面保護力がある。塩ビ樹脂とニスで出来た塗料を表面に塗布、熱圧着させる。費用的にはPPなどに比べてかなり安価ではあるが高温多湿の条件下に於いて弱いとされる。
- ピン・ホール
- 印刷物の特にベタ部分に発生した小さな白い点(抜け)のこと。印刷不良の一例。=白抜け
- (ふ)
- フォント
- 書体。デザインに一種の統一的特徴を持たせて作られた書体のセット。
- プラ・マーク
- 容器包装リサイクル法により、プラスチック製容器包装の製造、及び利用事業者に対して表示を義務づけられた容器包装材質識別のプラマーク。
- プレスコート
- 鏡面の様な非常に平滑性の高い仕上げが特徴の表面加工技術。 熱で固まり光沢を出す熱硬化樹脂を表面に塗布してプレス、冷えると鏡面のような綺麗なツヤが表面にコーティングされる。
- プロセスインキ
- 通常のオフセット印刷で4色カラーを表現するために使用するC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック) の基準4色インキのこと。 殆どの色はこの4色を掛け合わせることで再現することが可能である。
- プロセスカラー
- 印刷物を作成する際の基本となる4種類の色。多くのカラー印刷は、基本的にこの4色(4版)を網点にし、それを掛け合わせて色を再現されている。 「CMYK」(シー・エム・ワイ・ケー)と略して表現されることが多い。
- (へ)
- ベタ
- ベタ塗りのこと。ある特定の色一色で塗られた広い範囲のこと。網を掛けず、100パーセントの濃度で刷られる部分。
- (ほ)
- 包装
- 「包装」とは、出来上がった箱を保護するために施す最終仕上げの処理方法を指す。
- ボール紙
- 板紙(いたがみ)や単に「ボール」と呼ぶこともある。
- ホット・スタンプ
- 箔押し印刷とも呼ばれ、金属やビニールなどの箔を凸版の専用金型(厚亜鉛製・真鍮製など)により高圧、高熱で一瞬にして圧着する技術。
- ホット・メルト
- 貼箱やトムソン箱の中に商品固定などに使用する台紙やゲスを接着するために、よく使われる接着剤。 固形のタブレットやスティックを高温で溶解して塗布、冷えると固まる。
- マイクロ・フルート
- 厚さ1ミリを切る程の極薄ダンボールの総称。 厚さ約0.5ミリのGフルート、約0.6ミリのFフルートなどがある。
- マイクロ・メーター
- 0.01ミリまでの厚みを計測できる計測器。 紙器業界では主に紙厚、ボール厚などを調べるときに用いる事が多い。
- マット・ニス
- 印刷工程の最後に施す表面処理の一種である「ニス引き」(=グロス・ニス)は光沢があるが、これは光沢が無いタイプのニス。しっとりとした上品な仕上がりとなる。
- (み)
- ミシン罫 [ みしんけい ]
- 罫線(折り易くする為の半切線)の一種で、より折り易くするため1㎜~2㎜間隔で全切線を入れること。 メモ帳等の「切りとり線」も同じミシン罫。
- ミラーコート
- 鏡のような光沢と平滑性を持っており、加工し易く印刷適正も高い紙で貼箱用の貼紙にもよく使われる。
- (む)
- 無地 [ むじ ]
- 一般的には真っ白なデザイン(又は紙)の箱を言うが、柄の付いた箱でもホットスタンプやシールなどを貼っていない箱のことを「無地の箱」と呼ぶこともある。
- (め)
- 面付け [ めんつけ ]
- 印刷や製本の作成行程に於いて最終的に各ページが意図した位置に順序正しく並ぶように配置すること。
- (も)
- モアレ
- 複数の版を重ねたとき、各版の網点同士が緩衝しあって出来る模様(=モアレ・パターン)のこと。 意図せぬ模様のために見た目が悪く、各版のスクリーン角度を修正するしなければならない。
- 文字化け
- エンコードの違いや、機種依存文字の使用、MacとWinの搭載フォントセットの違いなど様々な理由で製作者の意図した文字とは違って表示、もしくはプリントされてしまう事。
- 洋紙 [ ようし ]
- 西洋紙 西洋で考案された製法で作られる紙。パルプを原料として機械漉(す)きで作られる。新聞用紙・印刷用紙・包装用紙・ロール紙などの薄紙の総称。
- リード罫 [ リードけい ]
- 折りやすくするための波線罫線の一種。ミシン罫より、切線とその間隔が広いので折り曲げやすい。
- リサイクル・マーク
- 商品を購入した消費者が、その製品を分別廃棄する際に指標とする為のマーク。再利用可能な資源を効率よく収集し、可能な限り再利用することを目的に、パッケージなどに表記するマークのこと。
- (れ)
- レザック
- 既製品洋紙の商品名。 比較的大柄でソフトな感じのエンボス(紙の表面の凹凸加工)が付いている洋紙。
- 連量 [ れんりょう ]
- キロ連量=各用紙サイズの全判一連(=1R 紙は1.000枚・ボール紙は=100枚)の重量をkgで表したもの。
- (ろ)
- ロゴ
- ロゴタイプの略。 会社名や商品名、タイトル名などを文字やイラストを組み合わせ、個性的な図案として創作したもの。
- ロット
- 発注数量のこと。
- 和紙
- 「わし」「わがみ」等とも呼ばれる日本独特の製法によって作られる紙。「和紙」という呼び方は明治の初頭に欧米から伝わった西洋紙(洋紙)に対する名称であり、「日本紙」という呼び方もある。
- ワンタッチ式
- トムソン箱(組立箱)の底形式の一種で、箱を起こすと自動的に底部分が組み上がる方式のこと。 ワンタッチ底型とも言う。